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がちゃ☆がちゃ

呼吸が戻った? 2005.6.18

今日の父は体温も平熱に戻っていた。
血圧も落ち着いてきたので、2種類使っていた薬をひとつ減らしたとのこと。
これって、回復に向かっているの?
かすかに期待してしまうが、看護師さんは「一旦壊れた脳細胞は、再生できない
ですから意識が戻ると言うことはないかもしれないですね。でも、たくさん
話しかけてあげてくださいね」と、私たちの期待をばっさりと切ってくれた。

鶴を折り、父に話しかけ・・・
このまま何もしなくていいのか???
不安な気持ちでいっぱいになる。

なんともいえない気持ちのまま呼吸器を見つめる。
自発呼吸が始まると知らせてくれるランプがあると、弟が言っていたことを
思い出し、探すがわかりにくい。
母に、どこだったかと尋ね、「そっちそっちいや、左のほう」などと言っていると
自発呼吸のランプが点灯した。

母と一緒に確認し、看護師さんを呼ぶ。
看護師さんは「頑張って自分で息をしてくださいね」
といって、くれた。
父は私にランプの場所を教えるべく、つけてくれたのだろうか??

一旦病室をでて、確認したらまだランプはついている。
「呼吸が戻った!!」
母と私は大喜びで面会時間を終えて岐路に着いた。

久しぶりの良い話に、みんなに頑張ろうという気持ちが出てきた。
こんなとき、家族は団結するようにできているんだと感じた。
変な感じだが、お父さんのおかげ。

明日も応援に行かなくちゃ。



気持ちが落ち着いてきたこともあり、父が倒れたときのことを話し始めた。
いつもなら、鍵をかけないでトイレに入る父があの日に限って「鍵」をかけていた。

出勤する時間になっても出かけていない様子の父を探した母。
おかしいなぁと思いつつ、トイレに行くと鍵がかかっている。
ちびっこがいたずらしたのだと思い、弟を呼んで鍵を開けると父が倒れていた。


こんなとき冷静な弟は先に119通報し、それから父を広いところに移して
応急処置したそうだ。

救急車を待っている時間はさほど長くなく、すぐに来てくれてよかった。
と母は振り返っていた。
弟の嫁さんも人工呼吸をしてくれて、みんなで父を助けてくれた。
私はその頃、楽天の日記を書いていたんだ・・・

何もできない自分が腹だしく思う。
このまま、回復してくれたら・・・
それを願うばかりです。


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